私たちにとっての看取り

私たちにとっての看取り

私たちにとっての看取り

看護師が患者さんや患者さんとそのご家族の最後の瞬間に立ち会うことも、時としてあるかと思います。

 

そして、その頻度は今後高くなりそうですよね。

 

看取りケアを経験したことのある看護師のうち7割近くはその難しさを感じているようです。

 

なかには、高齢者ケア施設であるのに、看取りに関する取り決めがなされていない、なんていう所もあるようで、これでは看護師もその他の職員も混乱しますし、看取りを遠ざけたいという気持ちが増してしまいます。

 

でも、例え、そのような状況であっても、患者さんの希望にあったケアをしたいと考えるのが私たちかと思います。

 

私はこの前、ひとりの患者さんを看取りました。

 

そのときには、ご家族の到着まで、なんとか頑張って!という気持ちでいました。

 

ご家族は多忙でお見舞いの回数も少なかったのですが、患者さんのご家族に対する気持ちはとても深かったのです。

 

でも、結果として、ご家族の到着には間に合いませんでした。

 

「間に合わなかった」という瞬間、悔しさで涙を溜めてしまいました。

 

そして、ご家族が到着してから、次から次へと涙が溢れました。

 

最初は「患者さんは会いたがっていたのに」という、怒りの混ざった気持ちです。

 

でも、ご家族と患者さんの対面を見守る中で、ご家族や患者さんに対しての自分のいたらなさ、患者さんの笑顔が見られなくなった悲しさが、入り交じりました。

 

ご家族の前で泣いてはいけない、そんな言葉もどこか遠く、看護師としての未熟さを痛感しました。

 

看取りは、毎回、反省と後悔の連続です。

ももこ


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